5-2.陸軍大臣要望事項
26日午前5時ごろには丹生隊とともに香田大尉、磯部浅一、村中孝次は陸相官邸に至り、川島陸相との面会を強要した。
香田大尉は受付の憲兵伍長に拳銃を突きつけ、「国家重大事に関し、大臣に報告したい旨あり、取り次ぐよう」さらに「官邸の周囲は重機で包囲してある」と脅した。
6時30分に川島陸相と香田大尉らは面会し、香田が蹶起趣意書を朗読し、叛乱軍の配備図と陸軍大臣要望事項を押しつけた。
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というものである。
追放すべき統制派についての指摘の詳しさに比べ何という革新内容の無さ。
農民や中小商工業者の救済も、財閥・重臣閥の排斥も問題にされてない。
反乱軍が真崎軍事参議官らに事態収拾を期待したためといえばそれまでだが・・・・・。
占拠した放送局を利用して国民の支持を呼びかけるなんてことさえ思い浮かばないほどに、彼らの社会への関心は薄かったのかもしれない。