4.錦旗革命

蹶起将校所属部隊早見表
歩兵第一連隊 歩兵第三連隊 近衛歩兵第三連隊 砲兵工学校 豊橋教導隊 所沢航空隊 野戦重砲第七連隊
(歩一旅団副官)香田大尉 安藤大尉 中橋中尉 (生徒)中島中尉 対馬中尉 河野大尉 田中中尉
栗原中尉 野中大尉 (生徒)安田少尉
丹生中尉 坂井中尉
池田少尉 鈴木少尉
林 少尉 清原少尉
常磐少尉
高橋少尉
#228e81
4-1.決起開始

 二五日夜半から東京では30年ぶりという大雪が降り出していた。そんな中、歩兵第一連隊の栗原の下に、続々と雄志が集まってきた。
彼らは
 ◆栗原機関銃隊:村中・磯部・山本又 ら
 ◆湯川原襲撃隊:水上源一・宇治野時参・宮田晃・中島清治・黒沢鶴一 ら
などである。
村中・磯部らは栗原の部屋で軍服に着替える。
その間にも栗原らは出発準備を整え、千葉にいる田中勝隊からも準備よしとの連絡が入った。

この時、斬殺すべき軍人を表にしたりしたが、その中には林銑十郎大将をはじめ、石原莞爾や武藤章の名前が連なっていたという。

 午後2〜4時までに歩兵第一連隊、歩兵第二連隊、歩兵第三連隊は非常呼集により下士官・兵は完全武装で整列した。
彼らは大雪の降る営庭で、指揮将校の訓辞を受け、実弾を渡される。
目的は昭和維新断行あるのみ。
また下士官以上の同志の標識として、三銭郵便切手を各自随意の場所に添付することを定め、1日分の食料を持ち出発した。

この時の将校の訓辞を簡単に再現してみえると・・

「・・・国民大衆が今どれだけ苦しんでいるか、お前達の家庭を顧みればわかるだろう。
満州や北支の前線では姉や妹達がその身を売らなければその日の糧を口に出来ない状態だ。
天皇陛下はこんな国民の惨状を決してお望みではない。
陛下を取り巻く特権階級の連中が国民の本当の姿を見せまいとしているんだ。・・・」

合言葉は『尊皇討奸!!!』

ここに明治以来最大の内乱が開始された。

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